
昨今の設計プロセスでは、設計者がカバーすべき技術領域が拡大し、設計者の工数を逼迫、設計プロセスそのものの抜本的な変革が避けられない状況にあります。また、デジタル技術なくしては設計開発が立ち行かず、「シミュレーションを活用しない」ことが、試作後の手戻りによるコスト増大、納期割れなどのクリティカルな問題を引き起こすことが広く知られるようになりました。
本展では、製造業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)で不可欠な、MBDやシミュレーション(CAE)関連技術をご紹介します。あらゆる物理現象をバーチャル・プロダクトで解析し性能を評価するCAEだけでなく、CAEの役割の一部をとって代わるであろうAI技術(機械学習)の構築、CAEがAIに必要な学習データを提供することで、AIを高速なCAEモデルとして適用する試みが始まり、革新的な技術となりえる可能性が見えてきました。さらにデジタル環境の進化と共に、試作や評価の代替であったモデルを、ものづくりプロセス全般に適用するモデルベースプロセス手法による高いレベルでの協調設計実現に向けての取り組みも加速しています。国内MBD/MBSE・CAE分野におけるトップレベルの技術力を備えたIDAJは、数少ないトータル・ソリューション専門プロバイダーとして、急速に変化する技術トレンドを踏まえた最新のソリューションをご提案します。ぜひゆっくりとご覧ください!
出展製品
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電動化・自動運転・5G/IoT・インダストリー4.0など幅広いエレクトロニクス製品開発のための「電子機器熱設計・ EMC・電磁波ソリューション」
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ターゲット
出力は上げたいが、できる限り小型で、かつ軽量化したいという要求を満たすには、熱やノイズなどのあらゆる課題をクリアしなければなりません。
回路の高速処理化によるEMI(エミッション、電磁障害)の増大、小型化や高密度実装による部品の温度上昇など、ノイズ・熱ともに厄介な問題が生じやすくなっており、おのずと設計の難度が上がっています。熱設計とは切り離して行っていた従来の電気回路設計では、設計の後工程でノイズや熱対策の部品を追加するなどの後追いの対策に陥りがちで、これによりコストが増大したり、手戻りによる設計期間の長期化といった問題が発生しています。そこで当社は、熱設計・熱対策、EMC・ノイズ対策のソリューションをお探しの方にご提案します。
・制御装置(自動車向け各種コントロールユニット、モータ制御装置他)、車載メーター、スマートフォン等のモバイル端末、パソコン、デジタルカメラ、オーディオ、プロジェクタ、電源、高熱伝導基板、LEDモジュール、各種半導体パッケージ等
・電磁界シミュレーション(静電場、静磁場、電磁誘導、電磁波等)、高周波シミュレーション(回路やワイヤレス通信用回路、アンテナやレーダー、5G機器などの設計、電磁両立性(EMC)対策等)、低周波シミュレーション(モータ、ジェネレータ、リニアアクチュエータ、ソレノイドバルブ等) -
利用シーン
電子機器熱設計ソリューションでは、製品の構想段階から試作直前での実測を含めた熱設計検証まで、製品の熱設計プロセス全体を支援するツールや環境、コンサルティングをご提供します。
AI技術に関連したサーバやノートパソコン、モビリティの電動化に伴う各種車載デバイスや大電流を扱う高出力機器用の基板など、高性能・コンパクト化が進む近年の電子機器において、エレキ(電気)設計者とメカ(機械)設計者が協調し、CAE活用を活用した熱設計が必要不可欠となっています。IDAJは、あらゆる電子機器の熱設計を、豊富なシミュレーションや実測試験ツール、テクニカルサポートとエンジニアリングサービスを組み合わせてご支援します。
EMC・電磁波ソリューションでは、VCCI、FCC、ENなどの法規制に対応するため、設計初期段階から電磁界シミュレーション技術を活用し、アンテナやセンサー、プリント基板などのコンポーネントやシステム全体の電磁界特性を効率的に検証します。この技術は電子機器や通信、航空宇宙、自動車、医療、建設業界など、多岐にわたる分野で活用され、製品の品質向上や市場投入までの時間とコスト削減に貢献します。
当社のソリューションは設計者同士の協力を促進し、設計プロセス全体の効率を向上させます。これらのソリューションを通じて、次世代エレクトロニクス製品開発における設計課題の解決を支援し、お客様のイノベーションを強力にサポートします。 -
製品の特徴
●電子機器熱設計ソリューション
【CAEツール】
Simcenter Flotherm・Simcenter FLOEFD & Electronics Option、Thermocalc他
【測定・検証】
・電子機器熱特性測定ハードウェア:MicReD
・熱特性・温度測定に関するご相談:熱輻射、熱伝導率、比熱、接触熱抵抗、温度、風速
【エンジニアリングコンサル】
・受託:熱流体解析、解析モデル作成
・熱設計プロセス構築支援、製品熱設計の実施と評価、熱シミュレーションの精度向上
【技術トレーニング】
・CAEツールの操作習得
・理論
・実測と解析モデル作成技術の習得
●EMC・電磁波設計ソリューション
【CAEツール】
Ansys Electronics、DEMITASNX他
【測定・検証】
マイクロ波電波暗室、ミリ波用電波暗室、リバブレーションチャンバー、携帯・IoTデバイス・各種レーダーユニット試験のための最新の測定器を有する、国内最大級の測定ラボを使用したマイクロ波・ミリ波の測定サービス。測定では、各種測定を熟知したエンジニアが試験をサポート。
・測定サービス:EMI、EMS、ミリ波、μ波
・測定システム導入サービス:電波暗室、EMI測定、EMS試験システム、近傍解測定システム
【エンジニアリングコンサル】
・受託:電磁界解析など
Ansys Electronics、JMAG、DEMITASNXほか、ご希望のツールがございましたらご指定ください。
・回路モジュール設計
・EMC対策
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ターゲット
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電子機器専用熱設計支援ツール「Simcenter Flotherm」・「Simcenter FLOEFD & Electronics Option」
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ターゲット
Simcenter Flothermは、各種電子機器の設計に携わる熱設計担当者様のためのツールで、コンピュータ、スマートフォン、電源装置、半導体パッケージ、リフロー炉など、電子機器の設計に世界中で幅広く利用されています。特に近年では、自動車のECU(Electrical Control Unit)の熱設計においても重要な役割を果たしており、ユーザー様は、社内の回路設計担当者、基板設計者、メカ設計者に加え、設計を外注する企業や部品供給メーカーなど、サプライチェーン全体に拡大しています。これにより、複数のソースから収集したデータを一つの統合モデルとしてスムーズに組み上げ、効率的かつ高精度な熱設計の実現が期待できます。
Simcenter Flothermをご利用の業界は電子機器、自動車ほか、多様な業界での使用が可能であり、様々な要件を満たしながら迅速に解析結果を得るためのツールとして、熱設計担当者様にとって欠かせない存在となっています。 -
利用シーン
Simcenter Flothermは、製品全体の熱流体解析を行う際に幅広く活用できます。プリント配線板や半導体パッケージ、メカ部品のCADデータを取り込み、それぞれの部品の発熱量や位置を詳細に設定してモデル化することが可能です。例えば、基板CADツール(Xpedition、CR-5000 Board Designer、Allegro)やODB++ファイルからデータを取り込み、専用インターフェイスEDA Bridgeを使用して、基板の層構造や配線パターン、層間ビアを詳細にモデル化します。また、基板上の部品に対して、発熱量や位置をCSVファイルを用いて一括設定することが可能です。半導体パッケージでは、内部構造を詳細にモデル化し、ジャンクション温度を高精度で予測します。Simcenter Flotherm Packを使用すれば、対話形式で簡単に詳細モデルを作成できます。メカ設計データもMCAD Bridgeを用いて容易に取り込み、ヒートシンクやファンなどのテンプレートと組み合わせて熱流体モデルを作成します。形状変更や設計変更に伴う迅速なメッシュ再生成と解析実行をサポートし、解析結果はビューワーで視覚的に確認できます。これにより、設計初期段階から製造前の最終確認まで、一貫した熱設計プロセスを強力にサポートします。
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製品の特徴
Simcenter Flothermは、優れた統合性と使いやすさが特徴です。EDA BridgeとMCAD Bridgeを活用して、基板CADやメカCADデータから情報を取り込み、詳細なモデルを迅速に構築することができます。さらに半導体パッケージの詳細モデルを簡単に作成できるSimcenter Flotherm Packを活用すれば、複雑なパッケージの内部構造を高精度にシミュレートします。
自動メッシュ生成機能では、形状作成と同時に3段階の詳細度からメッシュを選択でき、局所メッシュ機能やオブジェクト指向メッシュ機能により、特定領域にのみ細かいメッシュを設定できます。またSimcenter Flothermの高精度ソルバーは少メモリで自然対流解析や長時間の過渡計算を高速に処理し、ジュール発熱解析も可能です。解析結果は視覚的に表示でき、CSVファイルとして出力したり、Simcenter Flotherm Viewerで簡単に共有できます。
パラメトリック解析機能や単目的最適化機能を活用して、複数の設計パラメータを効率的に検討し、最適な設計条件を見つけ出すことができます。Simcenter Flothermは、熱設計の効率と精度を飛躍的に向上させる強力なツールです。
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ターゲット
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電磁界シミュレーションのデファクトスタンダード「Ansys Electronics」・プリント基板設計の初期段階から利用可能なEMC/EMIノイズ対策支援ツール「DEMITASNX」
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ターゲット
現代の高度なエレクトロニクス社会では、回路やシステム上の電磁界の影響は相対的に大きくなり、電磁界シミュレーションを設計プロセスの中で用いることによって、アンテナ、センサー、チップなどのコンポーネントやモーター/ジェネレータ、ソレノイドバルブ、プリント基板などのサブシステム、自動車、スマートフォン、MRIなど、システム全体の電磁界特性を効率的かつ視覚的に検証することができます。
この電磁界シミュレーション技術は、電子機器や通信関連のハイテク業界だけでなく、航空宇宙業界や自動車業界、医療業界、コンシューマプロダクト業界、建設業界など、あらゆる製造業でも役立っており、この技術を、製品コンセプト策定、初期仕様検討からレイアウト設計、コンポーネント設計、評価検証などの各設計プロセスフェーズに適応することで、製品の品質向上と製品の市場投入までの時間とコストの削減に大いに貢献します。
電磁界シミュレーションとひとくくりに言っても、非常に幅広い周波数域に対応する問題、散乱・分散・放射などの複雑な物理現象の相互作用の問題、ミクロ構造とマクロ構造が混在したマルチスケールの問題など、より現実的な問題に対応しようとすると予測の難易度が上がるため、適切なツール選択とそれらを活用するためのノウハウが欠かせません。
お客様のテーマやニーズに合わせて、いくつかの先進的なツールの中から最適なものをお客様にご提案します。 -
利用シーン
電磁界シミュレーションの中には、静電場シミュレーション、静磁場シミュレーション、電磁誘導シミュレーション、電磁波シミュレーションなどが含まれます。一般的には高周波シミュレーションと低周波シミュレーションに分類されることが多く、高周波シミュレーションでは、電磁波解析は回路やワイヤレス通信用回路、アンテナやレーダー、5G機器などの設計、電磁両立性(EMC)対策などに使用され、低周波の磁界解析では、モーター/ジェネレータやリニアアクチュエータ、ソレノイドバルブ、医療用機器などの設計に用いられます。
昨今では、多種多様な電子電気機器の設計開発プロセスの中で電磁界シミュレーションが必要とされ、世界中の多くの企業でその技術が適用されています。特にVCCI、FCC、ENなどの法規制のある電磁両立性(EMC)の問題に対しては、後追い対策での損失が大きすぎるため、設計初期段階から対策支援ツールを活用し、シミュレーション技術によって対策を検討するケースが急増しています。 -
製品の特徴
■統合電磁界解析ソリューション「Ansys Electronics」
現在の高性能なエレクトロニクス製品における回路やシステム上の電磁界の影響に対する問題を解決するための、高速でコスト効率に優れた業界をリードする電磁界解析ソフトウェア群です。アンテナ、コネクタ、導波管、モーター、バスバーなどの3次元モデルや、基板、半導体パッケージなど広範囲の製品の解析が可能であり、様々な電磁界解析に対応するために、解析対象に合わせてAnsys HFSS™、Ansys Maxwell®、Ansys SIwave™、Ansys Q3D Extractor®の4つのソフトウェアをご用意しています。
■EMI抑制設計支援ツール「DEMITASNX」
VCCI、FCC、ENなどの規制があるEMCの問題に対しては、PCB設計の下流工程で対策を打とうとすると大きな手戻りが発生する危険性があるため、できるだけ設計の上流側で必要な検証を行っておく必要があります。
DEMITASNXは、PCB設計の上流工程において、基板の配線パターンや部品配置などの情報から既知の基準やアルゴリズムを適用して帰納的に検証を行うためのデザインチェックツールです。
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ターゲット
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統合有限要素法解析プログラム「SIMULIA Abaqus Unified FEA」
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ターゲット
SIMULIA Abaqus Unified FEAは、Abaqus/Standard(陰解法ソルバー)とAbaqus/Explicit(陽解法ソルバー)の両方を装備し、多岐にわたる現象解明に役立ちます。また、ソルバーの信頼性は、多数存在する構造解析ソルバーの中でも定評があります。
特に、革新的な「サーフェス-サーフェス」の接触の定式化は、他の接触の定式化に比べて、よりロバストな収束性と高い結果精度を実現します。また一般接触機能は、異なる部品間の接触を自動的に検知するため、ユーザーによる設定はほとんど必要ありません。これにより、接触定義を間違える可能性がなくなり、より正確な解が得られます。この強力な機能は、自動車、航空機、家電製品、携帯電子機器などで見られる複雑なアセンブリで接触を定義する時間を大幅に短縮します。 -
利用シーン
一般的に「接触問題と言えばAbaqus」といわれるほど、接触のアルゴリズムが洗練されており、高い精度でかつ安定した収束計算が可能です。なお、Abaqusでは、一般接触とペアの面を選択する接触対を使用することができます。 一般接触問題においては、陽解法を用いるのが一般的ですが、この陽解法とともに陰解法も使用できるのはAbaqusが唯一のソリューションです。
材料の損傷と破壊問題においては、延性金属の破断や、1万サイクル以下で大きな繰り返し荷重をかけた場合の評価を行う、低サイクル疲労問題に適用できます。また、商用コード初の実装となるメッシュに依存しない亀裂を予測するためのXFEM手法や、層間はく離の現象を予測するときに使用するVCCT手法、接着による締結、複合材の界面、あるいは界面の密着性や伸びをモデル化する粘着要素を使用することができます。 -
製品の特徴
1978年にリリースされ、世界中の多くの企業・大学・研究機関で利用されている統合有限要素法プログラム(Unified FEA)です。陰解法を基盤とした非線形解析や線形解析、陽解法による動的解析、非圧縮性の流体解析など様々な解析機能を搭載しています。
累計ユーザー数は13,000を超え、ハイエンドな構造解析ソルバーとして、様々な物理現象をシミュレーションできる機能を有しています。初期には、陰解法を基盤とした非線形解析に焦点を当てていましたが、線形解析機能や陽解法による動的解析機能の強化が行われています。
弊社の強みである、
・CAE全般をサポートする技術力と経験
・設計・開発プロセスに対する高いコンサルティング力
・最適化ツールなどとの連成技術
・CAD/CAEシステム構築・開発技術
をAbaqusと組み合わせることで、さらに高い付加価値をもつ解析環境をご提案します。
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ターゲット
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統合熱流体解析ソリューション「Ansys Fluids」
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ターゲット
Ansys Fluentは、世界中の多くの企業における製品開発設計プロセスの中で利用されています。
様々な工学的な問題を解くための流れ、乱流、熱移動、混相流、化学反応などといった多彩な物理モデルを備え、その適用範囲は、航空機の翼周り空気流動から炉内の燃焼、気泡塔、石油掘削プラットフォーム、血液の流れ、半導体製造工程、クリーンルーム設計、下水処理プラントなど広範囲に渡ります。また、流体騒音や回転機器、マルチフィジックス問題を取り扱うための特別なモデルも用意されています。
Ansys CFXは、広範囲の流体力学問題を解くことができる汎用の熱流体解析ツールです。
信頼性があり高精度の解析結果を短時間で安定的に解くことができる、先進の連成マルチグリッド・ソルバー技術をベースとした独自の解法を採用し、豊富な物理モデルと高効率の並列計算能力を兼ね備えていることが特徴です。そして、これらの機能を利用するための直感的で自由度の高いGUIを備えたプリツールとともに、一連の作業の自動化や機能をカスタマイズするための環境もご提供します。
日々の製品設計業務とあわせてCFDを利用する方や生産技術の改善にCFDを活用される方、開発の現場で最先端のCFD技術を研究されている方など、様々な業界における、すべてのエンジニアが、CFDから大きな価値を手に入れることができます。 -
利用シーン
●すべてのエンジニアのためのCFD
本格的なCFDは、もはや解析専任者だけのものではありません。日々の製品設計業務とあわせてCFDを利用する方や生産技術の改善にCFDを活用される方、開発の現場で最先端のCFD技術を研究されている方など、様々な業界における、すべてのエンジニアが、CFDから大きな価値を手に入れることができます。
●より良く、迅速な意思決定を支援
モデリング、メッシング、ユーザーの利用環境、ハイパフォーマンスコンピューティング、ポスト処理などの機能を向上させることによって、精度を損なうことなく、計算結果を得るまでの時間を劇的に短縮しています。これらの革新的な技術を、初心者から経験豊富な解析専任者までのすべてのユーザーにご提供することで、迅速に生産性を上げ、あらゆるシーンにおける意思決定のスピードを加速します。 -
製品の特徴
Ansys統合熱流体解析ソリューションは、流体の流れやそれに伴う様々な物理現象をモデル化するための包括的なソリューションです。
Ansysは世界中で高い評価を受けている3つの熱流体解析ツール(Ansys Fluent、Ansys CFX、Ansys Polyflow)を、高い信頼性・安全性・性能を持った、製品開発に必要とされる最先端の熱流体解析ニーズに応えるために統合しました。
・汎用熱流体解析ソフトウェア「Ansys Fluent」
・汎用熱流体解析ソフトウェア「Ansys CFX」
・有限要素法 粘性・粘弾性流体解析ソフトウェア「Ansys Polyflow」
・エンジニアのための高速3D設計探索ツール「Ansys Discovery」
・3Dダイレクトモデラー「Ansys SpaceClaim」
・Ansys標準メッシングツール「Ansys Meshing」
Ansys統合熱流体解析ソリューションの代表的なソルバーであるAnsys FluentとAnsys CFXは、常に業界をリードする正確性とロバスト性を保ち、広範囲なマルチフィジックスアプリケーションにおいてすでに十分な実績があります。この優れた機能を数多く搭載した本格的なCFDソフトウェアで、お客様の現在、または将来的な設計上の問題解決に必要な結果を、いち早くご提供します。
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ターゲット
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多目的最適化やマルチツールとの連携、計算の自動化を実行する「modeFRONTIER」とSPDM(Simulation Process & Data Management)
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ターゲット
設計・開発の舞台が実機からシミュレーションに移ったことで、コンピュータ上での反復作業は増大し、さらに複合的な分野を同時に検討しなければならない設計・開発においては、人の手だけでは対応しきれないような問題が増加しています。
このような設計・開発環境の変化に適応するため、次のような設計支援ニーズが顕在化しており、それぞれに対する適切なソリューションの選択が、これからの設計・開発の成否を分ける可能性があります。
まずは、RPA(Robotic Process Automation)、つまり自動化。可能な限り業務を自動化することで、エンジニアはより付加価値の高い業務に注力できるようになり、大幅な生産性向上の実現を期待することができます。
続いて、複雑な解探索や複合分野にわたる問題における解の探索MDO(Multidisciplinary Design Optimization)の必要性です。変数が多い、制約条件が厳しい、交互作用がある、複数の異なる解析領域を統合した最適化が必須、目的関数が多数あるなど、マンパワー頼みでは大きな困難を伴う問題に対して、最適な解が探索できるようにならなければなりません。
また、設計・開発業務における手戻りを少なくするためには、ロバスト性の考慮を欠かすことはできません。ばらつきを最小化して目標値に合わせこむことで、パラメータ数が多い問題に対しても、見通し良く設計することができます。 -
利用シーン
MBDプロセスの推進に伴って、シミュレーションはエキスパートだけのものではなく、より広く、多くの設計者に活用されるツール”VOLTA”
設計者が広くシミュレーションツールを利用するには、端末の準備やソフトのインストールなどの環境構築に時間や工数がかかります。また利用者には一定レベル以上のツールのオペレーションスキルが求められることから、人材育成の必要性と業務負荷の増大が懸念されます。
さらに、作成されたモデルや得られた膨大な結果の管理は個人に一任されているケースが少なくなく、CADデータ→シミュレーションモデル→検討結果といった一連のデータの紐付けがされていない、モデルの更新履歴が残っていない、誰が・いつ・何の目的で実施した検討なのかわからないなど、モデルや検討結果などの保管・管理が属人化され、エンジニア間や部署間でm止められる協調作業の阻害要因ともなっています。
これらの課題解決には、ウィザード形式で直感的に操作できるユーザビリティの高いツールと、Webベーステクノロジーによって誰もがどこからでもアクセスすることができ、ファイル・データの管理、シミュレーションプロセスの実行、最適化の実行、結果分析が可能であり、かつ役割を明確化した上で協調設計を実現するプラットフォーム、すなわちSPDM(Simulation Process and Data Management)を実現する環境が必要です。 -
製品の特徴
複雑で新規性の高い製品を完成させるために、幾度も実機試作を繰り返した従来型の開発から、試作回数を減らしたシミュレーションを主体としたモデルベース開発(MBD)プロセスへの移行と取り組みをご支援します。
【modeFRONTIER】
●直感的でわかりやすい日本語GUI
●豊富なダイレクトインターフェースを標準搭載
●分散実行環境(グリッドマネージャー)構築が容易
●実験データを活用した仮想最適化
●豊富な応答曲面手法
●一般的な実験計画法から独自手法まで
●他社の追随を許さない最先端の探索アルゴリズム
●多目的ロバスト設計による同時満足化
●50以上の結果処理機能、多変量解析機能
●設計の原理原則抽出支援機能(CAP:Computer Aided Principle)
無料で受講できる「はじめよう!使おう!modeFRONTIERセミナー」や「これで分かる!最適化基礎・多目的ロバスト設計コース」をはじめ、操作講習会(有料)などの各種トレーニングコースが充実。また、最適化技術のエキスパートエンジニアが、お客様が抱えている課題に関するヒアリングを元に、多種多様なソフトウェアの自動化・最適化のシステム構築から、最適化の実施、統計分析・多変量解析によるデータマイニングまで、設計探査におけるあらゆる問題解決のお手伝いも可能です。
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ターゲット
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パワーコンバータ設計・評価ソリューション「GT-PowerForge」
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ターゲット
GT-PowerForgeは、自動車業界をはじめとするパワーコンバータ設計・評価に従事されているエンジニアの皆様に大きなメリットを提供します。特に自動車業界では、電動化が進み、効率的かつ効果的なパワーコンバータ設計が求められています。GT-PowerForgeは、設計段階で多数のパラメータを一度に比較・検討できるため、設計時間の短縮とコスト削減が可能です。また、電子機器メーカー、再生可能エネルギー分野、産業機器メーカーなど、パワーエレクトロニクスを利用する多くの業界においても、その高機能なシミュレーションツールは非常に有用です。
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利用シーン
GT-PowerForgeは、パワーコンバータの設計、評価、ベンチマークなど様々なシーンで活用することができます。
例えば、新しい電動車両のパワーコンバータ設計において最適な半導体技術と冷却システムを見つける、再生可能エネルギーシステムの設計では、異なる変換器トポロジーやスイッチング周波数の影響評価に適用することができます。さらに産業用機器の開発においては、コンパクトで効率的な設計を実現するためのツールとして役立ちます。
●クラウド環境を利用したEV用充電システムの設計と評価
EV用充電システムには、送電網から送られる3相AC 400Vの交流電力をDC 750Vの直流電力に変換して蓄電池を充電するためのAC/DCコンバータと、DC 750Vの直流電力を400Vに降圧してリチウムイオン電池を充電するためのDC/DCコンバータが含まれます。この2つのパワーコンバータをGT-PowerForgeで設計しました。
●GT-SUITEによるEV熱マネージメント
GT-PowerForgeでモーターの動作点からインバータを設計。設計したインバータの電力損失マップをエキスポートして、GT-SUITEの車両EVサーマルマネージメントモデルに取り込み、インバータ損失込みでのサーマルマネージメント、損失計算を実施しました。 -
製品の特徴
●GT-PowerForgeの特長は、その高度なシミュレーション機能と使いやすさ。特に、広範な設計パラメータのスイープ機能により、数百種類のパワーコンバータソリューションを自動生成し、比較評価します。また、各設計オプションについて、損失、質量、体積、コストなどの主要パフォーマンス指標を詳細に見積もることができます。さらに、半導体デバイス、コンデンサ、磁性材料などの豊富なライブラリを備え、最適なコンポーネントの選定が可能です。さらに、カスタマイズ可能な1Dモデルを提供し、パッシブコンポーネントの性能を正確に予測できます。これにより、最適な設計ソリューションを迅速に見つけ出し、設計プロセスの効率化を実現します。
●GT-PowerForgeの計算設定はシンプル。パワーコンバータの基本構成、パワーデバイスの回路トポロジー・種類・制御方法などを指定するだけで完了です。
・パワーデバイス、スイッチングモジュール、キャパシタ、インダクタなど、1,000種類以上登録されているライブラリ
・独自の手法により、精度を確保したまま、より高速な時間領域の回路特性計算を実現
・回路トポロジー、ライブラリ、制御方法など、各種パラメータの組み合わせを容易に評価
・冷却装置の計算を同時に実行し、ジャンクション温度を予測
・パワーコンバータの設計・評価を、安定的な計算速度が期待できるクラウド環境で完結
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ターゲット
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エンジニアリング・コンサルティング ~熱設計・EMC、最適化、SPDMなど~
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ターゲット
試作や評価の代替であったモデル(システムモデルやCAEモデル全般を指します)をうまく活用・流用するためのプロセスや、開発の上流工程から下流工程まで、各々の詳細度で構築されたモデルを「動く仕様書」として流通させ、性能の全体俯瞰や検討、課題の早期発見を支援する環境の構築などをご提案します(MBD・MBSEコンサルティング)。
IDAJは、デジタル・エンジニアリング環境を開発・提供する側であると同時に、大規模ユーザーでもあります。特にCAEに関しては、優れたソフトウェアだけでは問題解決に不十分であり、それらを使いこなしながら、様々な問題に適用させる技術も必要であると認識しています(CAEエンジニアリングコンサルティング)。
IDAJでの取り扱い有無を問わず、優れたソフトウェアから最新の技術・知見を入手し、適用技術の向上を図りつつ、お客様からいただく現実的な課題へ取り組んでいます。これを継続することによってしか培うことができない、コンサルティング力ならびにプロジェクトマネージメントのスキルを駆使し、お客様からの要求に素早く対応できるよう努めています。
●コンサルティングサービスのご紹介
https://www.idaj.co.jp/consulting/
●実績・お客様事例
https://www.idaj.co.jp/case/ -
利用シーン
一般的に、CAEツールを導入しても、初回の解析には時間を要します。
実測と傾向を合わせるために適切なメッシュや設定、システムシミュレーションツールの場合、各パラメータに設定すべき値など、一様なオペレーションで目的の解析結果が得られるとは限らず、解析対象や解析目的によって様々なノウハウが必要となります。そこで、各種ツール導入時にCAEエンジニアリングサービスをご利用いただくことで、スムーズにCAE業務立ち上げ、早期にCAE導入に対する効果を上げることができます。これは、従前とは全く異なる解析テーマに取り組む時にも有効なご利用方法です。
また、工数、人員、計算環境など一時的なリソース不足が発生したとき、マルチフィジックスシミュレーション、複合領域最適化などの新しいシミュレーション技術の導入時、PLM・SPDMの導入やシミュレーション業務そのものの効率化といった設計プロセスの変革、MBD・MBSEコンサルティングなど、デジタル技術を用いた幅広いサービスメニューでお客様の課題解決にフォーカスしています。 -
製品の特徴
IDAJは設立以来、ソフトウェア販売と共にエンジニアリングコンサルティングにも注力してきました。これは多くのCAE専門商社との大きな違いの1つです。様々な問題解決に必要なプロダクトの利用技術の移転、精度向上及び高速化のための物理モデル開発と組み込み、また、お客様の設計開発業務のプロセス改善と短縮のご提案、問題解決に必要な様々なコンサルティングをご提供します。
・たとえIDAJでは、販売していない商品であっても、社内に様々なCAE商品、MBDプロセス技術を導入し、技術者がプロジェクトに使用することで、その利用技術を高める
・国内外の研究機関とのネットワークを駆使してアライアンスを組み最先端の物理モデルを開発し、それを組み込んで解析の精度向上を図る
・各分野で提唱されているデジタル・エンジニアリングプロセスを研究し、お客様の課題にフォーカスしたMBDプロセスをご提案する
・CAEとAIを融合した技術を開発する など
●CAEエンジニアリングコンサルティング
熱流体解析から構造解析、電磁場解析、音響解析、システムシミュレーション等の物理解析手法と1~3次元解析、最適化・機械学習・縮退技術を組み合わせたアプローチで、解析実行、結果しょりまで一連のサービスを実施します。
●MBD・MBSEコンサルティング
デジタル・エンジニアリング技術を、ものづくりプロセス全般に適用するモデルベース(MBD)プロセスの開発と展開をご提案します。
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ターゲット
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イノベーション、差別化、ビジネス変革の源泉たる材料技術のデジタルトランスフォーメーションを加速「材料情報管理」ソリューション
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ターゲット
材料エンジニアだけではなく、設計エンジニア、シミュレーションエンジニア、EH&S(Environment、Health & Safety、環境・労働安全衛生)等の関連部門、エクゼクティブにいたるまでの全ての関係者がAnsys Granta MIにアクセスし、日々の業務のなかで重要な材料データを可視化・トレースして承認、横断的・包括的に管理・活用することができます。
■材料設計に関するソリューションをご紹介しています。あわせてご覧ください。https://www.idaj.co.jp/cae-solution/materials-design/
・CAE適用による材料設計の効率化
・材料機能設計
∟材料設計における問題点
∟材料設計におけるCAE活用のメリット
∟材料設計にCAEを適用するには、どうすればいい?
∟適用事例
-数値流体解析(CFD)と均質化法による多孔質材料のパラメータ算出方法
・材料選択 -
利用シーン
企業内外に散在する様々な材料知識情報のゴールドソースを構築するためのプラットフォーム「Ansys Granta MI」
ものづくりにおいて重要な要素である材料選択を短時間にスマートに行うで行う材料選択ツール「Ansys Granta Selector」
コストを抑えながら材料技術を推進するために必要な材料データを適切にマネージメントすることは、ビジネス上、不可欠な要素の1つです。 -
製品の特徴
英国ケンブリッジ大学工学部のProf. Mike Ashbyによって提唱されたAshby法は、もともと材料教育を変革するための手法です。
材料の新規開発への不断の努力が重ねられ、その結果、学生に対して、材料について教えるべき情報は増加しました。これまでの材料に関する教育は、知識の詰込みを避ける意味もあって、その特性の理論的な解説に偏る傾向がありましたが、材料を学ぶ学生の多くが材料そのものの設計・開発よりは、材料の利用に携わるという現実に対応するため、材料そのものとその適用面の教育が先決であるとして提唱された材料変革のための手法です。従来の科学主導(Science-Led)ではなく、設計主導(Design-Led)の材料工学と位置付け、Ashby法では、材料情報を設計の重要な要素と定義して、最初に材料を決めるのではなく設計というプロセスを通して柔軟かつ合理的に材料を決定していくことを特徴とします。
Ansys Grantaプロダクト群は、このAshby法の思想に基づいて設計されており、単なる材料データベースや参照ツールではなく、材料R&D、製品R&Dのプロセス効率化と高度化のためのツール群です。
これらのツール群を効果的に活用することは、材料技術のデジタルトランスフォーメーションとマテリアルズインフォマティクス(MI:Materials Informatics)の加速を期待することができます。
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ターゲット
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電磁界シミュレーション・ソフトウェア CST Studio Suite®
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ターゲット
高周波回路、5G・ミリ波通信、EV/HEVや自動車レーダー、デバイスパッケージ設計など複雑化する電子機器の開発では、「電磁界の見える化」が製品性能と信頼性を左右します。
CST Studio Suiteは、電磁界解析に特化した3Dシミュレーションツール。
高周波・低周波・静電場・熱といった幅広い物理現象に対応し、複合的な設計課題も一括解析します。
多彩なソルバーに加え、マルチフィジックス機能、直感的なGUI、自動化スクリプトで作業効率も大幅アップ。
また、CAD・EDAツールとの高い互換性により、既存の設計環境へもスムーズに統合可能です。
車載機器のEMC解析、5Gアンテナの最適化、半導体パッケージのSI/PI/熱評価など、CSTが提供する高精度な電磁界解析で、次世代の製品開発を提案します。
■ 自動車関連
EV/HEV/自動車レーダー/車載アンテナ・通信システム/ECU,ワイヤーハーネス/ワイヤレス給電
■ 通信・ネットワーク
5G,6G通信システム/ミリ波アンテナ設計/ビームフォーミング/アレイアンテナ
■ 半導体・IC設計
パッケージレベルのEM解析/バンプ、配線、基板設計の電磁界シミュレーション/熱-応力-EM連携
■ 電子部品・デバイス
コネクタ、フィルタ、ケーブル
■ 医療機器
MRI、ワイヤレス医療デバイス /SAR(比吸収率)評価/医用アンテナ -
利用シーン
次世代の電子機器開発では、設計の初期段階から電磁界を正しく理解・制御することが求められています。
通信速度の高速化、製品の小型化・高密度化に伴い、ノイズ・干渉・熱・応力といった課題が相互に絡み合い、従来の単一的な解析では対応しきれないケースが増えています。
CST Studio Suiteは、こうした課題に応える3D電磁界シミュレーションプラットフォームです。
高周波・低周波・静電場・熱・機械応力といった多様な物理現象を解析対象とし、マルチフィジックスによる連携解析が可能です。
直感的な操作性、自動化スクリプトによる効率化、さらにCAD/EDAツールとの高い親和性により、現場の設計フローへ自然に組み込むことができます。
たとえば自動車分野では、車載ECUやワイヤーハーネスのEMC評価、EV駆動系のノイズ対策、レーダーや車載アンテナの最適設計といった解析ニーズに対応。
通信分野では、5G/6Gミリ波アンテナのビームフォーミング解析、筐体設計における通信特性評価を支援します。
半導体領域では、ICパッケージや基板レベルでのSI/PI解析、熱や機械応力を含むマルチフィジックス解析に対応し、製品信頼性の向上に貢献します。
CST Studio Suiteを駆使した高精度な受託解析サービスで、製品設計の課題解決を強力にサポートします。 -
製品の特徴
■ 主な特徴(機能・技術面)
・高精度な3D電磁界シミュレーション(静電場~高周波まで対応)
・多彩なソルバー:FEM(有限要素法)、FDTD(時間領域差分法)、TLMなど搭載
・マルチフィジックス解析:電磁界・熱・機械応力を連携して解析可能
・広帯域・狭帯域の両解析に対応(周波数領域・時間領域ソルバー)
・SAR(比吸収率)など人体安全性評価にも対応
■ 他ツール・設計環境との連携
・CAD/EDAツールとの高い互換性(Altium, Cadence, Mentor, Zuken, SolidWorksなど)
・モデルインポート・エクスポート対応(STEP, DXF, Gerber, GDSなど)
・他のSimulia製品(Abaqusなど)とのマルチフィジックス連携解析が可能
■ 用途例(応用範囲)
EMC/EMI対策(ノイズ源可視化、シールド設計)
アンテナ設計・最適化(ビームフォーミング、ミリ波対応)
高速デジタル回路のSI/PI解析
パッケージ・基板・筐体設計における電磁界干渉の評価
医療機器(MRI、SAR)や自動車(レーダー、EV/HEV)向け評価
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ターゲット