
電気自動車等に使用されるモータやモータを含む電磁応用機器に使用される材料に対する多面的な評価・解析技術をご紹介させていただきます。
出展製品
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インパルス電圧印加時の部分放電可視化
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製品の特徴
EV(電動車)はモータが滑らかに高速回転することで走行しますが、そのためにインバータが高速でOn-Offスイッチングを繰り返しています。この際に発生するサージ電圧(瞬間的な高電圧)がモータまで伝達されることで部分放電が発生し、これを繰り返すことで絶縁性が劣化します。
部分放電可視化システムは、インパルス電圧(サージ電圧を模した電圧)を印加した際に供試体から発生する部分放電由来の高周波電磁波(5~20MHz)をピックアップし、放電位置を可視化できるようにしたものです。放電位置が特定できるため、開発の効率化やスピードアップに有益です。
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製品の特徴
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モータ・インバータ部品の接触熱抵抗の測定
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製品の特徴
● 熱的最適化を達成するためのCAEによる伝熱解析では部材の接触界面における接触熱抵抗は重要なパラメータです。
● CAE解析の妥当性確認やトライアルの回数低減のためには、接触熱抵抗データの取得が効果的です。
● 当社は接触熱抵抗測定に関するノウハウを所有しており、 モータや半導体関連に関する試験実績も豊富です。
● モータ、パワーデバイス等のインバータ部品での使用時の熱発生の影響を明確にするため、接触熱抵抗測定を実施いたします。荷重負荷の影響も調査いたします。
● バッテリー熱マネジメントにも展開できます。
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製品の特徴
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絶縁材料の耐久評価 寿命予測のためのV-t試験
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製品の特徴
V-t試験(Voltage-time Testing)は、高分子材料やプリント配線板(PWB)等の絶縁材料に対し、その絶縁耐力の時間的安定性を評価する方法です。理論自体は半世紀以前から利用されており、近年では、パワーモジュールや電池材料に代表される、小型で大電力を長期間制御するデバイスの発展に伴い、その重要性が再認識されています。
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製品の特徴
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薄フィルム型探りコイルを用いたモータ振動解析
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製品の特徴
埋込型磁石同期モータ(IPMSM)は電気自動車やコンプレッサなどに多く使用されており、高効率・高性能だけでなく、低振動・静粛性への要求が高まっています。モータノイズ低減には、起振源であるモータの低起振力化が重要です。本技術では、独自に開発した薄フィルム型探りコイルを用いることにより、音・振動に関わる電磁加振力の発生要因であるエアギ ャップ磁束密度分布が計測可能です。 当社では、上記磁束密度分布計測と併せ、モータ振動計測、振動・騒音解析の総合評価が可能です。
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製品の特徴
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電動車駆動モータ絶縁材料の評価・解析
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製品の特徴
電動車の普及には、走行距離の延長が重要です。そのため、モータには、小型化と高出力化の両立が求められてきました。さらに最近では駆動電圧の上昇に伴い、絶縁材料の高耐熱・高熱伝導・低誘電化に向けた研究開発が進められています。
当社では、市場モータを回収し、必要に応じて環境耐久性試験を実施後に解体し、絶縁材料を採取し、各種の分析・評価を実施できます。これらのデータを採取することにより、走行による絶縁材料の劣化進行を評価し、劣化を予測できます。
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製品の特徴