
大電株式会社は、電線・ケーブルの開発・製造を基盤に、品質管理と技術開発を通じて時代のニーズに応えています。現在、産業機器やFAロボット電線、ネットワーク機器事業などへ事業領域を拡大中です。本展示会では、当社の技術力を結集したアルミニウム合金線材と多様な加工線製品を展示します。
当社のアルミニウム合金線材は、他の金属を配合することで特性を最大限に引き出し、軽量かつ高強度、導電性のバランスが取れています。比重は純アルミニウムとほぼ同じで、銅の約1/3。強度は軟質の純アルミニウムの約2倍に達し、一般的なアルミニウム合金よりも高い導電性を実現しています。このバランスは、長年の研究開発によるものです。
また、独自の鋳造方法により、Φ0.016mmという極細線への加工が可能で、エレクトロニクス分野や精密機器分野において革新的なソリューションを提供します。中間焼鈍の工程を省略できるため、製造プロセスの効率化とコスト削減にも寄与します。
さらに、撚線、エナメル線、被覆線、ワイヤーハーネス、導電シートなど多彩な加工線製品を開発し、顧客の多様なニーズに応えています。
今回の展示会では、これらの製品を実際に体験できる機会を提供し、具体的な要望や課題についても相談できる場を設けています。ぜひ、大電株式会社の展示ブースへお越しください。
出展製品
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アルミニウム合金線材
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ターゲット
電子機器メーカー、電気機器製造業、配線部品メーカー、および製品開発・設計技術者の皆様を主要ターゲットとしています。軽量性を重視する用途での採用可能性を検討されている企業様、アルミニウム線材の極細加工技術に関心をお持ちの技術者様、新しい材料特性の評価・検証を行う研究開発部門の方々に、当社の革新的なアルミニウム合金線材を提案いたします。
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利用シーン
電子機器の内部配線、小型モーターの巻線、センサー配線、制御機器の信号線など、軽量性が求められる各種配線用途での利用を想定しています。特に、重量制約がある機器設計において、従来の銅線に対する軽量化を主とした代替案としての検討が可能です。
φ0.016mmまでの極細加工が可能なことから、精密機器や電子部品の微細配線での使用も検討いただけます。撚線加工により、可動部での屈曲性が要求される用途への適用可能性もあります。エナメル線加工では、小型変圧器やインダクタンスコイルでの使用検討が可能です。被覆線としては、各種制御盤内の配線や機器間接続での利用が想定されます。導電シートとしては、電磁シールドや放熱用途での評価検討にご利用いただけます。 -
製品の特徴
当社のアルミニウム合金線材は、独自の鋳造技術により開発された製品です。比重は純アルミニウムとほぼ同等で、銅と比較して約3分の1の軽量性を実現しています。
引張強度は純アルミニウムの約2倍(軟材比)で、機械的特性の向上を図っています。当社独自の鋳造法により、中間焼鈍なしでφ0.016mmまでの極細伸線加工が可能です。これは従来の純アルミニウムでは困難とされていた加工領域です。
導電率については、純アルミニウムより低下しますが、一般的なアルミニウム合金と比較して良好な値を示します。
素線のほか、撚線、エナメル線、被覆線、ワイヤーハーネス、導電シートなどの加工にも対応しています。
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ターゲット
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高柔軟機器用電線 Dy-SOFT
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ターゲット
・配電盤メーカー
・電源装置メーカー
・蓄電システムメーカー
・充放電試験機メーカー
など、産業機器の電気設計者、配線作業者、資材調達者をターゲットにしています。
装置の改良、新規設計・製造に際し”工数削減”や、”部材コストの削減”を考えている企業様、技術者様にご提案しております。
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利用シーン
配電盤や電源装置の動力線としてお使いいただけます。
特にボックスのサイズや、配線スペースが限られている場合、蓄電システムのパック同士の配線など、狭所に電線を引き回す場合は大きい効果が得られます。
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製品の特徴
通常の機器内配線用の電線に比べとても柔らかく、配線の労力を軽減できます。
また、曲げた際のRを小さく取れるため、機器内で配線が圧迫する割合を削減できます。
機器全体のサイズを小さくすることが可能になり省スペース化が見込める上、板金や電線の購入量を抑えトータルコストを削減することも可能です。
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ターゲット