製品の特徴
日本の屋根材の市場が急変しています。近年、スレート瓦、粘土瓦を抜いて、ガルバリウム鋼板を用いた金属屋根がシェアトップとなりました。ガルバリウム鋼板は表面のメッキ層が亜鉛とアルミニウムの構成で、これにより高い耐久性を得ています。
しかし、金属屋根では野地合板上面の水分が、下地材や野地合板を腐朽させるという現象が起こっています。これは、防水性能の高い金属屋根の下にあるアスファルトルーフィングや野地合板の透湿性が低く、一度水分がたまると排出されないことが大きな原因です。さらに、通常金属屋根は野地合板と密着して施工される為、毛細管現象による雨水の浸入により、軒先部の野地合板が湿潤状態となり、固定する部材の保持力が弱まることで、台風時などの強風で、金属屋根が飛ばされる危険性が生じます。
ハウゼコはこの問題を通気立平「デネブエアルーフ」で解決。通気リブ構造で屋根材と野地合板間に通気層を確保し、透湿ルーフィングによって湿気を通気層に逃がしながら、専用の軒先換気部材と換気棟を組み合わせることで、空気の出入り口を確保し野地合板上面の乾燥を促進します。50年超の金属屋根の耐久性を目指す。